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2010.04.28

土屋博映先生の文学史


近代文学史の学習と並行して、


土屋の試験に出る文学史―入試に必要な知識だけ覚えられる


を読んでいる。著者は代々木ゼミナール講師、土屋博映氏。
ボクは直接教えていただいたことはないのだが、
高校時代に数々の著書でお世話になった。


土屋の古文単語222―代々木ゼミ方式


で単語を学び、


土屋の古文講義―代々木ゼミ方式 (1)
土屋の古文講義―代々木ゼミ方式 (2)


で古文読解を学んだ。
今は様々な出版社から、「わかりやすい」参考書が数々出版されているが、
ボクが高校生の時には、「わかりやすい」参考書は少なかった。
奈良の田舎に住むボクにとっては、この先生の参考書群にはかなり助けられた。

英語は主に駿台文庫のものを使っていたが、
国語は圧倒的に代々木ゼミナール講師の著作群。
駿台文庫はの国語は当時のボクには(今もそうだが…)敷居が高かった。


先生の著作群は、レイアウトこそ今の参考書に比べると「みにくい」印象がぬぐえないが、
内容は色あせない。
扱う文章が「古文」なのだからそれも当然かもしれない。
(現代文の場合、著者の流行り廃りがあるので…)


で、この文学史の参考書だが、総ページ数160ページの中に
文学史をコンパクトにまとめて詰めてある。


時代を上代→中古→中世→近世→近代→現代とわけ、
各時代ごとにまずは「概説」として時代の特徴を説明している。


その後、ジャンル毎に二ページ、もしくは四ページで完結するように
作品の説明がある。
ここで先生の真骨頂として、


それぞれの項目を一言でズバリ解説している。


なかなかに大胆な試みなのだが、これがわかりやすい。たとえば


概説で「中世の文学」は「戦乱の世、無情を背景とした文学の時代」とまとめ、
さらに「鎌倉時代」は「武士時代を背景とした文学の時代」とまとめている。


全ての項目を「一言」で言い切り、そこから解説に入るという体裁をとっている。
また、欄外に大まかな流れについても解説してあり
(おそらく授業の板書や雑談に該当する部分)、
各ジャンルの最後に「ここに着眼」という項目で、さらなるまとめをしている。


目次や索引も充実しているので、
受験生で文学史を必要とする人は、
さらっと通読して、後は辞書的に末長く用いるのが良いだろう。
(少ないとは思うが…)



16:49 | Comment(0) | 参考書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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