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2010.10.25

崔洋一監督 刑務所の中

刑務所の中 特別版を観た。

原作は花輪和一のマンガ。
マンガを描くための資料として持っていた拳銃が原因で、
著者は銃刀法違反で捕まってしまう。

そして、1年3ヶ月、刑務所に服役することになるのだが、
その獄中生活をつづったもの。

罪を改心しようとか、真人間になろうとか、
そういったことは、ほぼ描かれない。

何が描かれるのかといえば、

刑務所の日常。

どんな食事が出て、
どんな活動があって、
どんな仕事があるのか、
そして、どんな人びとが服役しているのか。

ただただ、刑務所の日常が描かれる。

刑務所の中

刑務所の中

価格:1,680円(税込、送料別)



映画でもその形を踏襲している。


主人公の名前はそのまま用いて、
漫画家という職業を、ガンマニアに変更している。
演じるのは山崎努。


同室の四人を、
松重豊、香川照之、田口トモロヲ、村松利史が演じている。


もうただただひたすら、


刑務所の中での食事の話をしている。
米7割、麦3割のご飯が基本。
そして、様々なおかずがついてくる。


月に六日は昼食にパン食が支給され、
一度だけ、


コッペパンに、角切りのフルーツ、あんこ


という日がある。
甘い物に飢えているものだから、
ものすごく楽しみにしている。


マンガでは、怒られるのを承知で、
懲罰房に入れられることを承知で、
もしかしたら刑期が長くなるかもしれないことを承知で、
あえて食べ残して、
隠し食べる囚人の姿が描かれている。


全編通して、
刑務所のグルメ番組。


そして、最後に懲罰房での生活が描かれる。
個室に入れられ、ひたすら薬局の袋づくり。
いかに効率良く折るか、
いかに手際よくのり付けをできるか、
単純作業の喜びを見出す姿が面白い。


『ショーシャンクの空に』や『告発』のように
特別な事件が起こるわけではない。
波乱万丈の物語が展開されるわけではない。


けれど楽しい。
そんな映画だった。



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