スポンサ ードリンク

2010.12.06

土屋博映著 さくっと古文単語123

さくっと古文単語123

さくっと古文単語123

価格:945円(税込、送料別)




土屋の古文単語222から22年。
初学者にむけてより基礎的な単語集をという要請から生まれた単語集。
単語を123語にしぼり、全体の情報量を少なくすることで、
みやすいレイアウトとなっている。
ボクの感想としては、

匠がしあげた単語集

といった感じ。親切にもほどがあるというほどのつくりとなっている。
どのあたりが「親切」なのかといった点は後述する。

全体の構成は以下の通り。

はしがき
本書の使い方
形容詞・形容動詞 快 〜プラスのイメージの語〜 32語
形容詞・形容動詞 不快 〜マイナスのイメージの語〜 35語
副詞的な語 〜状態・程度・呼応の語〜 29語
動詞 18語
名詞・連体詞 9語
さくいん




個別の構成としては、


原則1ページ1語の構成。
まず、最初に「意味一つ」「古文単語」「漢字表記」「品詞」が大きく書かれる。
たとえば、


「大変だ」「せち」「切」「形容動詞」
「無理だ」「あながち」「強ち」「形容動詞」


といった具合。
使用者がまず覚えるべきことをきちんと提示しているのがまず親切。


その後に代表的な例文があって、その単語の他の意味および例文。


その後に赤で単語の一言解説がある。
上記の単語であれば、


「せち」なら、「『せち』は程度がはなはだしい」
「あながち」は「『無理だ』の代表語」


といった具合。


「〜の代表語」というのが結構あるが、それ以外の語については、
さりげなく五七調もしくは七五調となっていてリズミカル。
土屋の古文単語222の目次にさらっと書かれているのがここに来た模様。


そしてさらに、単語の成り立ちや意味の変遷、イメージを詳細に解説。
プラスワンとしてさらなる解説も下段に記されている。


土屋の古文単語222と比べて、全体の情報量が少なくなった分、
余白が十分に用いられている。
文字の大きさはそれほどかわらないようだが、
見やすさは格段に上がっている。


まず第一に覚えるべきものは赤字で。
意味および文法的な重要な項目についてはゴチックで書かれてある。
当たり前のことかもしれないのだが、
赤字の配分がすばらしい。
チェックシートがついていて、十分に利用できる。


(実況中継シリーズをはじめとして、やたら赤字が多く、
結局どこが重要かわからなくなる参考書が乱造されているのを考えると・・・
チェックシートが付属しているのに、なにもかも見えなくなってしまうものもしばしば。)


余白の多さも相まって、イラストに頼ることなく視覚に訴えかけてくる。
その上、単語のイメージを描いたイラストまである。


土屋の古文単語222に劣る点と言えば、
例文の文法的解説がないというところだろうか。
土屋の古文単語222土屋の古文公式222/a>とのリンクもあり、使いやすかった)



読めば読むほど、その良さがにじみ出てくる単語集。
それほど知名度はないようだが、まず第一に手にとってもらいたい単語集である。



この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。