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2011.01.06

K20 怪人二十面相・伝

K-20 怪人二十面相・伝を観た。

原作は、劇作家・北村想氏の小説怪人二十面相・伝
名探偵・明智小五郎ではなく、怪人二十面相に焦点を当てた名作。
かなり以前に読んだので一字一句正確ではないが、
次のようなセリフが印象に残っている。

芸術家は作品を作る。批評家はその作品を後からああだこうだと批評するだけ。
怪盗と探偵の関係も似たようなもの。
怪盗が盗んだあとで、探偵はのこのことやってきてああだこうだと批評する。
どちらが優れているかは言うまでもない。

以前、大学の教授に、

問題設定を大事にしなさい。
問題をつくることができれば、答えは八割方出ている。

と言われたのをそのとき思い出したのを覚えている。

さて、本作はこの原作を基に、全く別の話に仕立てている。

舞台は、第二次世界大戦を回避した日本。
華族と平民の身分格差がそのまま、貧富の格差につながっている。
(これがラストへ向かっての伏線となっている)

K-20 怪人二十面相・伝

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サーカスの花形スターとして活躍する遠藤平吉(金城武)。
日々、新たな曲芸を披露して観客を沸かせる彼だが、
サーカス団そのものはその日の生活にも事欠くありさま。
これは、サーカス団の経営が不振であるというわけではなく、
社会の構造に起因するもの。


団長が病気に倒れたある日、
ある人間(鹿賀丈史)が平吉を訪れる。


彼の依頼は、
近く結婚する名探偵明智小五郎と良家の令嬢とで行われる結婚式の写真を撮るというもの。
自分がサーカス団員であることに誇りを持つ平吉は、
盗撮などできないと一度は突っぱねるものの、
団長の入院費用の為に依頼を引き受ける。


・・・その依頼をきっかけに平吉の身の回りは大きく変わっていくことを知らずに・・・


原作では遠藤平吉=怪人二十面相だったのだが、
本作ではそうではない。


上流階層の明智小五郎、
下流階層の遠藤平吉、
そして、暗躍する怪人二十面相。


この三者の構造がラストで見事に一つに収斂していく。
原作のラストにも驚かされたが、
本作のラストにも驚かされた(途中で予想できはしたが)。


伏線を見事に張り巡らせた名作。


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