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2011.03.22

古文が宇宙語でなくなる日 吉川栄治著

自習室での学習も三日を迎えた。
あまりにも静かすぎて、少しの物音をたてるのもはばかられる。
たまたまボクが行く時間帯は人が少ないというのもあるのかもしれないが。

大学の勉強だけではもったいないので、
古文の勉強をいちからやり直すことにした。
中学生相手に読解のコツ、ツボばかり教えていると、
高校レベルの文法項目や単語がおろそかになってしまう。
刀は常に磨いておかないと。

「いちから」といえば、やはり、名著『古文が宇宙語でなくなる日』(吉川栄治著 中道館)。
問題数が少ないので、ノートを取りながらでも三日で軽く一周することができた。

以下、かなり更新していない「ガチで苦手なあなたのための国語」のフォーマットを借りて紹介することにする。
(あちらも近々更新したいのだが、なかなか・・・)






【テキストについて】


 目次
 まえがき
 第一講 まず、つなぎの言葉から
 第二講 言葉は世につれ国につれ
 第三講 言葉のかたちはなぜ変わる?
 第四講 古文制服最大の難所、<助動詞>山脈!
 第五講 昔の「昔」は十六倍
 第六講 さまざまな未来
 索引
 あとがき


 六題の長文問題を通じて、読解のための文法を学習していく参考書です。
 学校で古文の授業はあるものの、苦手意識があってしかたがないという人むけ。
 品詞の種類から、各品詞の解説・・・という文法参考書とは異なります。
 読解の上で何が必要なのかを重点的に解説しています。
 
 こんなものは覚えなくてもいい、
 これは覚えるべき


 と明示されている点も学習者にとっては安心感を抱かせます。
 また、前回で学習した内容をさらっと次の回で問題として出題しているあたり、
 匠の配慮というべきでしょう。
 
 「語尾がア段になるのは未然形しかない」


 といったような、独自の解説もあり(当たり前のようでいて、指摘されると「確かに」というものが多い)、なかなかにお得な一冊。




【 使 用 方 法 】


 実況中継形式の参考書なので、その点に注意することです。
 授業を受けるつもりで取り組めば問題はないと思います。


 つまり、


 ・予習をする(問題文をコピーし、ノートに貼る。その上で問題を解く)
 ・授業を受ける(重要ポイント、未知分野についてはきちんとノートに書き留める)
 ・復習をする(ノートの見直し、および相当数の音読)


 といったところでしょうか。


 かなりの読みやすさを誇る参考書なので(これで初版1989年というのは驚き)、
 すいすいと進んでしまって、結局何も残らなかったということになりかねません。
 ポイントは全てノートに写し取って、一度で吸収してしまおうという勢いがほしいところです。


 もう少し具体的に書くと、こうなります。


 1)予習をする。問題はきちんと解く。自分なりの根拠を持って
 2)本文解説を読む。重要ポイントはノートに書き写す
 3)ノートをざっと見直し、本文音読を最低五回
 4)次の講の予習をする前に、前回の復習。ノートをさらっと見直す程度でよい
 5)予習をする(以下、1〜4と同じく)




【 放 言 】


 何度読んでも、ボクが受験生の時に出会っていれば・・・と思わされます。
 当時は、まともに参考書をやりきったのはなかったのじゃないでしょうか。
 旺文社のラジオ講座はきちんとやりきったけれど・・・
 音読に次ぐ音読で、なんとか乗り切った感じがします。


 今だからこそ、「良さ」がわかるのかもしれませんが。


 レベルとしては、高1からの望月古文講義の実況中継と同程度か、少し上といったところです。
 読解を中心においた参考書なので、コレを核にして復習と問題演習を繰り返してから、

 文法問題集をやって、穴を埋める必要はあります。







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