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2011.04.18

Dr.苫米地の脱洗脳禁煙術 苫米地英人著

Dr.苫米地の脱洗脳禁煙術読了。

ホントに、最近は苫米地英人氏の本ばかり読んでいる。
しかも、「禁煙」というキーワードをチラつかされると手に取ってしまうというもの。

ボク自身、ヘビースモーカーに分類されるだろう。
物事を考える際にタバコがないといけない。
…とはいえ、仕事だったり、長距離移動だったりで
タバコを吸わないのは平気だったりする。

そこに「ワナ」があり、

「いつでもやめられる」
「吸わないでおこうと思えば、何時間でも吸わないでいられる」

という思いになっていた。
実際、数ヶ月はやめることができた。
だが、本書を読んでそれが間違いだった事に気づかされた。

本書の構成は以下の通り。

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はじめに 
 脳内のドーパミンをコントロールできれば、
 タバコをやめられるし、頭もよくなる!
第1章
 あなたが吸っているタバコの正体とは?
 タバコの真実を知ろう!
第2章
 Dr.苫米地流・禁煙術
第3章
 タバコをやめて、頭もよくなる!
 「Dr.苫米地式3ヶ月禁煙プログラム」
おわりに
 自分の人生を自分で選択するために


「はじめに」で、本書の目的が記される。


「自分で言うのもなんですが、禁煙を目的とした本なのに、


 『喫煙習慣を必ずしも否定しない』
 『頭もよくなる』


 と謳うことは、まったくもって前代未聞なのではないでしょうか。(p.8)」


さらに、表紙と「おわりに」には、


「あなたの心と身体を何ものにも依存しない、何ものにも束縛されない自由な状態に戻すことが、私の狙いなのです。(p.156)」


とある。
これが、本書のユニークな所だ。
では、その具体的な方法とはどういうものか。


第1章では、タバコ(一般的な、紙巻きタバコ)について述べられる。
ニコチン自体は依存性があるが、発ガン性物質ではない。
問題はタールであって、それが健康にかなりの害を与える。


本当のタバコには、タールは含まれていない。
では、本当のタバコとは何か?
ここに、




 喫煙習慣を必ずしも否定しない


ということの真意がある。


第2章が一番、耳が(目が?)痛かった。


禁煙方法として、「フレーム」という考え方を紹介している。
喫煙というのは「習慣」で、たとえば。


朝起きる→目覚めの一服
食事をする→食後の一服
仕事に取り掛かる→仕事前の一服


というように、「行為」の前後で「習慣」的に喫煙を行っている。
それを筆者は「フレーム」と呼んでいる。


このフレームを「中断」したり、「組み換え」たりすることで禁煙しようというものだ。


中断の場合は、単純に手元にタバコを置かなければ良い。
組み換えの場合は、コーヒーやチョコレートなど、代替物を用いる。


脳がドーパミンを欲するために、タバコ依存となるというのが筆者の説。
タバコ以外でドーパミンを出すことで、タバコ依存から離れようというのがその趣旨である。
その具体的な方法としては、第3章で述べられている。


本書を読んで、
あらためて「習慣」の恐ろしさを知った。
ただ、「習慣」というものも、
うまくつきあえば有利に利用できるということも知った。
ボクが以前に行っていた、そして現在も進行中であるダイエットなどその典型だろう。


また機会があれば、
禁煙状況なども書ければと思っている。


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