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2011.04.22

学習の作法 天流仁志著

学習の作法読了。

和田秀樹氏の勉強方法から始まる、

参考書の使い方

についての書籍。
最近、この手の書籍はかなり多くなっており、そこには、

供給過多となってしまった参考書市場

の思惑が働いているのではないかと邪推してしまう。
昔は、旺文社の大学受験ラジオ講座があり、
いわゆる地方の生徒でもその講座を活用することで安価に大学受験を乗り切ることはできた。

しかし現在、大学受験ラジオ講座は消滅。
変わりとなるものは…いまのところ存在しないといってよい。
ネット予備校というものもあるが、
旺文社の大学受験ラジオ講座ほどの料金ではなく
(こちらは毎月のテキスト代だけで済んだ(!))
授業自体も使い回しの感が多い。

著者はGLS予備校という教務主任をされている方らしい。
北海道からラ・サール高校、東京大学法学部へと進学した方。
参考書マニアを自任するだけあって、様々な参考書が掲載されている。

いわゆる名著や定番の書籍も扱っているが、
その「定番」を扱うまでのプロセスについて十二分に紙面を割いている。
しかも具体的に参考書の使用方法を記述している。

本書の構成は以下の通り。

【送料無料】学習の作法

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価格:1,575円(税込、送料別)



はじめに
序章 なぜいま、「学習の作法」なのか?
第1章 基本作法「できるようにする」
第2章 習得作法「できることをさらに繰り返す」
第3章 未知の問題を解く作法(1)分析
第4章 未知の問題を解く作法(2)俯瞰する
第5章 応用実践作法 シャドウティーチング
第6章 あとがきにかえて 作法にそった学習のために


高校生が「大学受験レベル」にまで学力を上げるのに何が必要かというものを
その基本から説き起こした書籍。


基本の徹底的な繰り返し


というのはよく言われることだが、
では、


基本とは何なのか


ということをきちんと説明した書籍はなかなか見当たらない。
筆者はそれを、


「学習の作法」


と名付けている。
ただ、問題を解きっぱなしにするのではなく、
参考書や問題集を何回転させたかというだけではなく、
具体的な参考書、問題集をとりあげ、
その到達目標を掲げている。


いわば、学力の「土台」にあたる部分をどのように構築するか
という書物。


国語(現代文)の場合、


1)漢字(読み、書き、意味)の徹底的な習熟
2)文章の徹底音読および、未知単語の対処
3)全体(評論なら話題、小説なら場面)の把握から部分への読解


を説いている。
しかもそれが無理のないレベルから参考書が紹介されている。
このやり方であれば、無理なく学力を引き上げることができるだろう
(ただし、きちんとチェックをするトレーナーが横についていなければいけないが)。


ボクが実際に塾で教える際も、
個別の対応時に、


1)語彙力そのものがついていないのか
2)読解量が圧倒的に足りないのか
3)全体の把握自体ができていないのか
4)部分の解き方を知らないのか


を考えるようにしている。


…が、集団指導の限界からか、なかなかその把握および対処ができていないのが現状。
こういう本を読むと、自分の甘さや生徒の学力分析の足りなさを痛感してしまう。



21:21 | Comment(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのコメント
とても魅力的な記事でした!!
また遊びにきます。
ありがとうございます!!
Posted by ビジネスマナー at 2011.09.24 21:54
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