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2011.05.31

頭がいい人の「自分を高く売る」技術 樋口裕一 角川Oneテーマ21

頭がいい人の「自分を高く売る」技術読了。

著者は、東進ハイスクール客員講師で、多摩大学経営情報学部教授の樋口裕一氏。

ボクらが受験生の時代は、ぶっつけ小論文という参考書で有名だった。
「小論文は、イエスかノーかをまず表明せよ」
という内容は当時、参考書のタイトルと相まって「キケン」と言われていた。

というのも、

イエスかノーかを表明するのは問題ないが、
その後の、「論証」が受験生にとっては「キケン」だから。

受験生は、試験場に資料集の持ち込みは許されない。
Yahoo知恵袋で聞くわけにもいかない。
現在ほど、現代文用語集や知識集が出回っていた訳ではないので、
ストックが少ない、もしくは偏る。

したがって、「論証」が「キケン」とされていた。

現在では、現代文用語集や知識集が数多く出回っている。
簡単なものから入り、さらに現代文の問題集をストックすることで、
この方法もかなり有用性を増している。

前置きが長くなったが、その樋口裕一氏の著書。

構成は以下の通り。

序章 頭がいいと思われるだけで特をする時代がきた
第1章 あなたの評価はこんなところで決まる
第2章 自己PRの達人から「自己演出力」を盗む
第3章 自己アピールで自分を輝かせる
第4章 人間関係で他の人より上手に得をする
第5章 「頭がいい人」と他人に感じさせる「禁じ手」を使う
終章 自分を演出して人生を何倍も楽しむ



2005年の書籍ではあるが、
もはや現在は、謙虚さだけではやっていけない時代がきたと氏は説く。




「言葉や行動によって外に現れないものはないに等しい」(p.7)
「能力というのは内に秘めるものではない。外に向かって発揮したときにこそ、初めて価値を持つ」(p.7)


そして、第1章では、自分がどのようにして他人から評価されるのかを分析、
その改善のための心構えを説く。


「自分を高く見せるというのは、(中略)理想とする『つくった自分』をまわりに意識させながら、自分自身もそれに向かって一歩でも近づき、『本当の自分』と同化させるように努力することなのだ」(p.37)


第2章では、そのタイトル通り、自己PRの達人を具体的に提示、分析し、その方法を盗むことを説いている。
例としてあげられたのは、小泉純一郎、田中真紀子、堀江貴文、ベートーヴェン、野村克也、落合博満など。


第3章は自己アピール術。
ここで氏が小論文指導で名をはせた「イエス/ノー方式」を展開する。
文章術を中心にすえて、プレゼンテーション術、インプット術を述べる。
とりわけ面白かったのは、


「感情的になって怒鳴り散らしたり、ぷりぷりした態度を表に出す人は、最も愚かに見られる」(p.111)


身近な人に、そしてボク自身もそのような体験があるので、頭ではわかっているが、「そうだよな」と再確認。


第4章は人間関係について。
ここでも氏の「イエス/ノー方式」が見られる。


「態度を不鮮明にすることは、決して自分の立場を守ることにはつながらない。全員から敵と見られるのが嫌なら、曖昧な態度を取らずにはっきりと意志を伝えたほうがいい。」(p.121)


そして、人間関係を築くための具体的な手法が記述される。
趣味を利用したアピール方法など、
内面を磨きながら、いかにアピールしていくかの手法が面白い。


第5章は「禁じ手」
表の技があれば、裏の技もある。
たとえ「汚い手」でも自分をアピールするために知っておいて損はないという手法。
ある種の「あざとさ」はあるが…


たとえば、


怒鳴って上下関係を作る
怒鳴られたら怒鳴り返せ→暗黙にできる上下関係をなくしてしまうため
怒鳴って、まわりを威圧する
弱みを握れ
弱みがなければ、相手に悪口を言わせて弱みをつくれ


…笑ってしまう。
というのは、結構自分が実生活でやっているから(笑)


さまざまな再確認ができた一冊。







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