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2011.08.15

進撃の巨人 第五巻 その2

進撃の巨人 第五巻の話の続き。

ネタバレ成分をかなり含むのでご了承を。

さて、第五巻の構成は、前回書いたように以下の通り。

1)番外編
2)エレン・イェーガーの裁判と調査兵団入り
3)調査兵団の紹介
4)エレンを含む調査兵団の出陣および戦闘、そして…


気になったのは、やはり1)の番外編。
調査兵団の一人、イルゼ・ランクナーにスポットが当たる。
巨人と戦う武器も、巨人から逃げる馬も失った彼女(?)。
ただただ、走って巨人に見つからないように逃げている。
おそらく巨人に捕まってしまうであろうことは本人も分かっている。
そんな彼女ができることは、少しでも記録を残すこと。
その記録がもしかすると、他の調査兵団の手に渡り、
巨人打倒の一助となることを信じて…

…そして、


イルゼは巨人と出会ってしまう。
捕まり、食べられようとするその時、

「ユミル様」
「よくぞ…」

巨人がしゃべった。
話をしないはずの巨人がしゃべった。
イルゼを誰かと勘違いしているのだろうか、
巨人が平身低頭している。

絶望したイルゼは、逃げるという選択肢を取らずに、
敵意をみせない目の前の巨人に問を発する。

「どこから来たの?」
「どうして私たちを食べるの?」

巨人から応答はなく、そして…
ここで少し巨人の謎についてのヒントが出される。

番外編が終わった後に、本編へ。
ここでは、エレンが調査兵団に入り、
リヴァイ兵士長やその他のメンバーの紹介がなされる。
皆、一癖も二癖もあるような連中ばかりである。

そして、エレンの初めての出陣が決まる。
調査兵団が出会ったのは、
通常種でも、奇行種でもなく、
「知性」を持った巨人。
人類のチームワークがまたたくまに敗れ去っていく…

というところで五巻が終わる。

この巻は、

巨人の存在についてのヒントの巻

といっていいだろう。

あれだけの質量がありながら、
死んだ時には煙のように消え去ってしまう巨人。
調査用として捕らえていた巨人を殺したのは誰か?
番外編で登場した巨人が発した言葉の謎は?
「知性」をもった巨人の登場はどういうわけか? 
それまではなぜあらわれなかったのか?

新たな「謎」として巨人についての情報が明らかになっていく。
ただ、これらはあくまで「謎」として提供されるだけ。
この辺りが作者の非凡なところだろう。

さあ、この広げた風呂敷をどうやってたたむのか。
…と書きながら、うまくたたむことなんて望んでいない自分がいる。
謎は謎のままでええやん。
伏線が回収できんでもええやん。
どんどん突っ走って欲しいと思う。
だって、あの絵柄で伏線をきれいに、見事に回収されてもなぁ…

人間の力を大きく越えた、わけわからんもんがやってきて、
人間の命を奪う。
その時に、自分はどうする? っていうのが話の骨子なんやから。

あるものは復讐をちかい、
あるものは身近な人間を守り、
あるものは驚異から逃げるために出世しようとし、
様々な人間模様が描かれる。

それを読んでいる自分自身はどうする?
どうなる?

という話なんだから。

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