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2011.09.06

風雲児たち 幕末編 19巻

風雲児たち(幕末編 19)読了。

とうとう、とうとうこの巻がやってきた…
安政の大獄により、
つぎつぎと処刑されていく。

頼三樹三郎
橋本左内

そして、

吉田松陰…

この巻の1番の目玉といった所。

さて、この巻の構成は以下の通り。


第一章 暗躍・長野主膳
第二章 高杉晋作 帰郷
第三章 今日のおとずれ 何ときくらん
第四章 千住小塚原刑場
第五章 菊池源吾登場
第六章 虫よ虫よ再び
第七章 愛加那


第四章までは、
先ほど書いた、安政の大獄による処刑とその周辺エピソード。

第五章からは、菊池源吾こと、西郷隆盛を中心とした物語。

かなり有名な安政の大獄。
数々のドラマや映画、マンガや小説で描かれつくしたこの事件。
しかもその一番の盛り上がりを見せる場面が前半のエピソード。

しかし、さすがはみなもと太郎。
時系列でエピソードを順々に描いていくわけではない。
さまざまなトリビアを挟んでくれる。

当時の護送はどのようなものだったのか
謹慎刑がどれほど過酷な刑だったのか
(特にこれはかなりの衝撃を受けた。
 ○○元先生には是非読んでもらいたいものだ
 また、最近一部で謹慎ばやりらしいが
 謹慎というのがいかに「重い」ものなのか
 これでわかる)

また、一番びっくりしたのは、評定所の判決に関するくだり。

慣例として、
評定所が下した判決は、最高責任者に最終的な判断を仰ぐ。
判決書の左側には、かならず空白があるのだという。
その空白は何のためのものかといえば、
最高責任者が刑を書き直すためのもの。
たとえば、

判決
 懲役八年

と書かれてあれば、

判決
 × 懲役八年
 懲役六年

というふうに書き直す。

罪一等もしくは二等減じることで、
幕府の温情、仁政を示す働きをしていたという。

ところが。

慣例として罪を書き直し、減じてきたはずのものを
逆に利用する、つまり罪を重くする最高責任者がいた。

それが、

井伊直弼

である。

なぜそうしたのか、
そうせざるをえなかったのかも描かれている。

風雲児たちの面白さは、
どちら側からの論理も描くところ。
その論理が衝突するから面白い。

そして、

とうとう吉田松陰の刑が執行される。
松陰の首切りのシーンはボクは名シーンだと思う。
極めてマンガ的な描き方である。
今まで引っ張ってきた様々な吉田松陰のエピソードを
見事に凝縮した名シーンである。

さて、

その後は舞台が鹿児島に移る。
西郷隆盛が奄美大島に送られて一年。
西郷の奄美大島での生活と、
鹿児島での、大久保一蔵の苦悩が描かれる。
これもまた面白い。

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