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2011.09.18

中野式漢文なるほど上達法

本日は、中野式漢文なるほど上達法―の紹介。

もう、何回読んだだろうか。
漢文の句型暗記に嫌気が差した人が読む一番最初の本として最適。
宮下典男氏の「超初級わか〜る漢文―漢文嫌悪症候群の君に」と同様に、
中国語文法をもとに、漢文を解読していく。

構成は以下の通り。

プロローグ
第一章 中野式元気になる漢文学習 ー6講
第二章 中野式漢文飛躍のカギ ー7講
第三章 中野式漢文読解のポイント ー9講
第四章 中野式漢文重要語法虎の巻(1) ー9講
第五章 中野式漢文重要語法虎の巻(2) ー9講
第六章 中野式漢文重要語法虎の巻(3) ー10講
エピローグ


見開き2ページで一つの項目。
中国語文法を利用しながら短文を解説していく。

句型を提示して、
これはこう読んで、こう訳す

というのでは当然ない。
中国語の文法規則を説明し、その上で「漢文」について説明する
というのが大きな流れ。
中国語ではこう読むから、返り点や送り仮名はこう打つ
という理論を説明してくれる。

中国語文法

漢文 (およびそれに付随した古文文法)

という流れ。
なかには、

中国語ではこう読むので、本来であればこのように送り仮名を打つべきだが、
「伝統的に」こう読まれている。
また、入試ではそこが聞かれるので覚えるしかない

という記述も。
特に再読文字が、
なぜそのような読み方になって、
その意味なのかがわからない人にはがっちりと納得させるだけの記述がある。

たとえば、再読文字の

「将」「且」 =「まさに〜んとす」

どちらも英語の「will」に相当し、
その意味は、
「まさに」というところではなく、
「〜んとす」というところにある。
したがって、再読する必要など一切ないのだが、
<伝統的に再読文字として読まれているので、再読しなければいけない>

というような説明。
この説明を「痛快」「面白い」と思える人にはこの参考書は向いている。
「ごちゃごちゃ御託はいいから、出るところだけ言えよ」
っていう人には向いていないだろう。
どちらが良くて、どちらが悪いというわけではない。
あくまでも、向き不向きの問題。

ただし、注意点がある。
この参考書に限らず、「理解型」の参考書の多くに言えることだが、
「わかった」で事足れりとする場合がある。
「理解」はあくまでもスタート。
そこから「演習」をして定着させる必要がある。

何度かこの参考書を読んで「理解」出来たら、
次は、同著者の「中野のガッツ漢文 改訂新版」に進むことをオススメする。
こちらは、同様の説明プラスアルファを長文で実施するもの。


23:20 | Comment(0) | 参考書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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