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2011.10.17

グラゼニ 第1巻

グラゼニ (原作 森高夕次 漫画 アダチエイジ)1巻読了。

実際に読んだのはずいぶんと前だが。
久々に読む野球マンガ。

野球マンガの場合、
大きく二つに分けられる。

巨人の星に代表される、スポ根もしくは魔球もの。
荒唐無稽な形で野球を描く。
それが行き着くところまでいくと、
逆境ナインになってくるんだろう。
ロボットアニメでいえば、スーパーロボットものにあたるか。

では、リアルロボット系はどういうものかといえば、
やはり、その代表格はドカベンとなるか。
配球の読み合いであったり、心理戦をメインとする。
超人的な人物は出てこない(まぁ、山田太郎は十分超人的だが)。
こういった作品が派生したものが、『ONE OUTS』となるんだろう。

それで、今回のグラゼニ。
これはまぁ、後者のリアル野球もの。
さらに言えば、現代版『野球狂の詩』…でも現代でも野球狂の詩はやっているから、
なんといえばいいものか。

一回完結のプロ野球群像劇である。
一回完結とはいえ、軸になる人物はいる。
それが大変興味深い。

その人物は、中継ぎピッチャー。
高卒八年目の左利き、年俸1800万円。

…なんて魅力的な登場人物。
いや、本当に。

そして、マンガの帯



「プロ野球選手の絶頂期と言われるこの26歳のとき
 年俸1800万円ってのは
 全然ダメなんです!」


目の付け所とマンガの帯に魅かれて買ったといっても過言ではない。


一般的に考えて、このクラスの選手は新聞の1面を飾るような「ドラマ」はない。
だからこそ、マンガで取り上げるだけの「ドラマ」があふれているのだろう。


帯に使われているセリフは、本編から引用したもので、
その付近は「なるほど」と思わされるセリフばかり。


「プロは恐ろしく
 厳しい世界だ


 ケガをしたら
 『はい それまでよ』
 の世界なんだ


 プロ野球の
 契約金ってのは
 一般の社会の
 ”退職金”という
 性格もある


 悪いことは
 いわん


 引退するまで
 契約金には
 手をつけん
 ほうがいいよ」


…なるほど、確かに。


彼の他、
引退して解説者をしている先輩、
引退間近のスター選手など、
野球選手の「生活」と密接した部分が描かれる。
特に「お金」の面で。


もう、本当に、イヤになるくらい「お金」について語られる。
自分がプロ野球選手を目指していたら、
夢も希望もないと思ってしまうくらいに…。


だからこそ、魅力的なマンガだった。



15:30 | Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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