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2011.10.22

告白


「告白」(監督 中島哲也)を観た。

以前、家庭教師をしていた先の生徒がこの小説が面白いと言っていた。
その時は、町田康の同名小説『告白』の印象が強かったので、
見向きもしないでいた。
(そういう意味で言えば、タイトルって難しいな…)
結局、小説は読むことなく、
ふとしたきっかけでDVDを観ることになった。

少年によって起こされた、ある犯罪。
その犯罪に関わる人々の「告白」。

物語は、
学級崩壊している、ある中学の教室から始まる。
終業式のその日に教師をやめるという森本(松たか子)。
その、最後の話。
一向に話を聞こうとしない彼らに、
声を荒げるわけでもなく、淡々と話を続ける彼女。


「私は、このクラスの生徒に、娘を殺されました」





彼女の口から、
事件の経緯、そして、その犯人が語られる。
(ただし、犯人については明確に名前は言わず、
 それとわかるようにしか伝えない)


警察には事故として処理され、
かりに事件として扱われたとしても、
犯人が少年であるために、少年法に守られている。
それでは森本の気がすまない。
考え抜いた彼女が復讐を実行に移す。


…というのが、冒頭30分
回想シーンも挟まれるが、30分ほとんどが
松たか子演じる森本の独白で埋め尽くされる。
とはいえ、話の内容および演出によって、物語に引き込まれる。


そして、そこから画面に、


「告白」


のタイトルコール。


…えっ?
ここから始まるの?


この演出には度肝を抜かれた。
小説もそういう仕立てかたをしているのだろうが。
30分かけているが、それだけで話が終わってもいいくらいの内容。
「そこから」始まるのが、
この物語の面白い所。
そこからぐいぐいと話に引っ張り込んでいく。


森本の教え子で、犯人の一人と親しい仲になる女生徒がいるのだが、
この立ち位置がよく分からなかった。
犯人が犯行を起こすきっかけとなった事件と
関わりがあるんだが、
なんとも消化不良。
それならいっそのこと関わりをなくしておいた方が良かったのでは?


犯人とその少女を精神的につなぎ止めるために必要なのかもしれないが、
それである必要がないのでは?
そう思った。





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