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2010.05.07

陳舜臣 ものがたり史記


ものがたり史記 ものがたり史記全話セット 読了。


といってもオーディオブックにて読了である。
大学の漢文購読で必要なので、全体像をまずは軽くつかんでおこうと思って購入した。
著者は陳舜臣。
司馬遷の『史記』を小説仕立てにしたもの。
オーディオブックだと全体で六時間以上の長さになるが、
倍速で聴いたので、三時間ほど。
通勤途中に聴いていたのだが、
ipodの場合、しおり機能があり、
途中で切っても次には続きから再生してくれる。
十分ずつとはいえ、最初から最後まで二回ほど聴いた。




ものがたり史記

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22:48 | Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010.05.06

河野哲也著 レポート・論文の書き方入門

ここ最近レポート作成に追われている。


締め切りがあと3日に迫っているので、焦りもピーク。
昨年はいろいろとスケジュールの調整などで失敗を繰り返したので、
今年はそうはいかない。
レポートの作成を根本から見直すことにした。


様々なレポート・論文作成の書籍が出ているが、
できうる限りに目を通した。今、主に参考にしているのが、


レポート・論文の書き方入門第3版


本書の構成は以下の通り。


第一章 大学での勉強とレポート・論文の書き方ーはじめてレポートを書く人のためにー
第二章 テキスト批評という練習法
第三章 論文の要件と構成
第四章 テーマ・問題の設定、本文の組み立て方
第五章 注、引用、文献表のつけ方




大学生の論文執筆法
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15:02 | Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010.05.04

脳が良くなる耳勉強法


脳が良くなる耳勉強法読了。


著者は、以前紹介したオーディオブックサイトfebeの運営会社オトバンクの代表取締役社長、上田渉氏。
彼は偏差値三十台から東京大学に入学したのだという。
オーディオブックを利用した勉強の具体的な方法を紹介した本。


構成は、


第一章 私たちは五感で勉強している
第二章 音で脳の個性を活かす
第三章 耳勉強法を始めよう
第四章 耳勉強法を実践しよう
第五章 著者がおすすめするオーディオブック


となっている。




脳が良くなる耳勉強法
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15:09 | Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010.05.03

クラウド仕事術


残業ゼロ!時間と場所に縛られないクラウド仕事術読了。


ポッドキャスト「新刊ラジオ」で紹介されていたもの。
著者は企業コンサルタントである、岡田充弘氏。


氏が実践している仕事術を88に分けて解説している。
見開き二ページの右側には仕事術の内容と解説。
左側にはその図解や写真が掲載されている。


構成は以下の通り。





残業ゼロ!時間と場所に縛られないクラウド仕事術
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16:16 | Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010.04.24

カペタ


曽田正人著『capeta』が面白い。


幼い頃に母親を亡くし、父一人、子一人の家庭で育ってきた主人公、平勝平太(通称 カペタ)。
舗装業者に勤める父の帰りはいつも遅く、また土日も一緒にいられる日は少ない。
小学生にして、父の弁当や家族の食事をつくり、家事はお手の物。
そんな彼について、父がいつも言う口癖は、


「カペタは手のかからない、いい子だから」


しかし、「なんでもできる」というのは「なんにもできない」の裏返しでもあり、
カペタは何にも熱中することができなくなってしまっていた。


そんなある日、父が仕事先で、今まで出会ったことのないものに出会う。
それは…




【560ポイント付】カペタ(capeta) 1-21巻 全巻 連載中 【ポイント×5倍】★送料無料★

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21:38 | Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010.04.20

みなもと太郎著『風雲児たち』


『龍馬伝』の影響というわけでは決してないが、
夜寝る前に、みなもと太郎著『風雲児たち』を読むのが楽しみの一つ。
なんどかこのブログで紹介したが、
幕末を舞台にした、ギャグ漫画。


ジャンルとしては、ギャグ漫画なんだけれども、
決して登場人物をくさすようなことはしない。
歴史上の人物の名前だけを借りたギャグ漫画というのは
それこそ掃いて捨てるほどある。


本作はそうではない。
資料を丹念にあたり、
実際にあったエピソードを拾い上げていくという手法。


中には、ウソのようなホントの話というのもある。
ペリーと幕府役人が小笠原諸島を巡っての丁々発止のやりとりは
馬鹿馬鹿しい一面もあり、
また、何年も前に作者が描いた伏線が結実する場面もあり、
本当に面白い。




風雲児たち(第1巻)

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15:36 | Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010.04.17

表三郎著『問いの魔力』その2


昨日の続き。


表三郎著、『問いの魔力』を読んでいる。


「前から読み、かつ訳す」


という表先生の英語の授業は、ボクにとって毎回が驚きの連続だった。
英語の教授法そのものもそうだし、取り扱う英文もかなり骨のあるものばかり。
構文をとるのが難しいものもあれば、
現代日本語に置き換えても、その内容自体が難解なものもあった。
そんな英文を一文一文丁寧に解説をし、
なおかつ、全体にかかれている内容についても
現代思想の話を織り交ぜながら鮮やかに解説をしていらっしゃった。


授業は口頭中心。
今はどのようなスタイルかわからないが、
ボクらのころは、



問いの魔力

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2010.04.16

表三郎著『問いの魔力』


ずっと以前に買ったまま積ん読していた『問いの魔力』を読んでいる。


著者は、駿台予備学校講師の表三郎氏(師と書きたいところだが、遠慮して)。


ボクが高校、浪人時代ずいぶんとお世話になった英語の先生だ。
この先生に傾倒した理由としては、中学時代にまでさかのぼらなくてはならない。


当時通っていた塾が、田舎にしてはかなり先進的なことをやってくれていた。
先生はたったの二人。
国語は塾OGの女性の先生。
その他の科目はすべて塾長が講義をしていた。


数学の授業はいわゆる「チャート式」を例題も類題もすべて授業内で説明しつくしていた。
しかも、ホワイトボードでは効率が悪いと思ったのか、今で言う書画カメラを導入し、
解答の手順をテレビに写して講義してくれていた。


英語の授業は、「意味論」を中心に、基本単語のイメージを重視して講義をしてくれていた。
たとえば、




人生に成功をもたらす日記の魔術

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2009.11.20

待望の復刊



先日のこと、会員登録している復刊ドットコムからメールが来た。
すでに絶版になった書籍の復刊情報を教えてくれるというもの。


過去にも、石原千秋著『教養としての大学受験国語』で推薦されていた、


新釈現代文』高田瑞穂著


の復刊情報が配信された。
今回配信された情報で特筆すべきは・・・



評論入門のための高校入試国語


小説入門のための高校入試国語

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14:43 | Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009.09.01

四時間半熟睡法



4時間半熟睡法(遠藤拓郎著 フォレスト出版)読了。


行きつけの書店で平積みされていたので、衝動買い。あきませんな。給料日直後は本の衝動買いが多い。


最近、睡眠時間が不定期で、体調があまり芳しくなかったので、手に取ってみた。三時間睡眠というのは巷でよく書かれている本だし、睡眠法についての書物は数あるので、以前かなり読みあさった記憶がある。


その方法というのは、なかなか実践するのがむずかしく・・・一週間も続けば良い方だった。なにしろほとんどの方法は著者が実践しているものという範疇をでることがないので、はまればいいんだろうが、ボクははまらなかった。


で、この本もそういう類いなのかなとおもいきや、著者は「睡眠」を専門とする医師なのだという。さすがに専門家だけあって、説得力のあるものとして、例えば、次のようなものがある。


1) レム睡眠とノンレム睡眠は90分おきにやってくる(これは有名な所。次からがなかなか面白い)
2) レム睡眠の主な役割は「心のメンテナンス」、ノンレム睡眠の主な役割は体や脳の休憩、身体の成長
3) 人間本来が必要とする睡眠時間は6時間〜7時間半である。3時間睡眠にすると視覚的な支障が出てくる。
4) したがって、平日は4時間半(3時間プラス90分という考え方)の睡眠、土日に関してはどちらかを6時間、どちらかを7時間半の睡眠に割り当てる。


その他、夜は何時に寝るのが効果的なのか。そしてそれまでにどのような生活を送れば良いのかを具体的に記述してある。快眠グッズも合わせて紹介されており、様々な方法があるので、自分のライフスタイルに合わせて取り入れていける点も魅力である。


本書に乗せられて(?)数点快眠グッズをネットで注文してしまった。効果の程はまた試してみてから紹介したいと思う。


・・・なんてことを考えていると、昨夜、著者の遠藤氏がテレビに出ていた。そしてこの本のキモの部分をほとんど余す所なく紹介していた。


・・・え?


先にあの番組を見ていれば・・・という後悔の念がないことはないが、まぁその場合はテレビを見落としていることだろう。とプラスに考えておくことにする。




4時間半熟睡法

14:46 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009.08.31

星守る犬


星守る犬(村上たかし著 双葉社)読了。


犬の視点から描かれた村上たかし初のストーリー漫画。


著者の村上たかしは週刊ヤングジャンプで四コママンガを連載していたので、名前は知っていた。紀伊国屋書店にふらっと立ち寄った際に、帯の重松清の推薦文と『ダヴィンチ』今月の絶対はずさない! プラチナ本として説明されていたのを見て衝動買い。


書店にいくとこういう出会いがあるから面白い。


ある日、ごく普通の三人家族の元に捨て犬がやってくる。長女が拾ってきた犬だ。ハッピーと名付けられたその犬は長女に遊んでもらい、母にご飯を食べさせてもらい、夕方には父に散歩に連れて行ってもらう。そんな日常が過ぎ去っていくが、家族には、ほんの少しずつ変化が生まれてくる。


長女はハッピーと遊ばなくなり、ご飯をくれるのは母から父に代わり・・・けれど散歩はいつも父が連れて行ってくれる。ただ、その散歩は夕方ではなく、昼間に行くことが多くなった。それも途中で父は「ハローワーク」というところや「病院」に立ち寄る。その間、犬は外で待ちぼうけ。


少しずつ、ほんの少しずつの変化はやがて、父と母の離婚問題へと発展する。ローンの残ったマンションを売り払って、雀の涙ほどしかないお金をさらに財産分与で分ける。行き場のなくなった父。


「引っ越し先探すにしたって、犬連れOKのとこ 家賃高いし」
「よーし 決めたぞ!!」
「南へ行く!! ずっとずっと南 オレの故郷だ」


「お前を野良にしないために行くんだぞ 感謝したまえ」
「はい おとうさん!!」


そして父とハッピーの車での旅が始まる。


父とハッピーのいわばロードムービー。北野武の『HANABI』を思い出した。その道中はロードムービーをよく見た人なら「ありきたり」と思うかもしれない。だが、ハッピーの


「はい おとうさん!!」


という言葉がなんとも言えず胸を突く。一人と一匹のやりとりがなんとも言えず切ない。


いつか映画化されるんじゃなかろうか。けど、1時間半〜2時間の長さになると薄められるか、
ごてごてと装飾されるんだろうな・・・




星守る犬
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2009.07.20

出口式ロジカル・リーディング


出口式ロジカル・リーディング読了。


つい最近出た、出口先生のビジネス書。対象をビジネスマンにして、読書術を公開している。先生が提唱する『論理エンジン』の問題を実際に用いているのがこれまでとの違いか。とはいえ、すでに出口先生の他の本を読んでいる人には目新しいものは少ないと思う(野村監督の本の様といえばいいか)


章立ては以下の通り。


序章 私が論理力を身に付けた本当の理由
第一章 あなたの論理力はどのレベル?
第二章 論理とは何だろう?
第三章 まずは言葉の使い方を変えてみよう
第四章 論理の基礎を学ぼう 1
第五章 論理の基礎を学ぼう 2
第六章 読書テクニックを身に付けよう
第七章 ロジカル・リーディングを実践してみよう
第八章 一冊のストックノートにまとめてみよう
第九章 論理力を普段の生活に生かそう


巷の速読術を先生は否定はしないが、次のように述べている。


いくら懸命に水をすくったところで、ザルですくう限り、労多くしてこう少なしである。


では、何が必要なのか、それが先生の説く「論理」である。


人の頭の回転は目の動きに比例する
(中略)
私の方法は、論理とは無関係な目を動かす技術的な訓練をするのではなく、論理を意識することで目を先へ先へと動かすものである。


では、その「論理」とはなになのか。


筆者の主張は繰り返される


ということだ。これはボクが受験生だった昔から、先生の言っていることはほとんど変わらない。


筆者には言いたいことがあり(これをAとする)、それを様々な例(これをA'とする)を用いて説明する。ときには比喩(これはA''とされている)を用いて。そのためには筆者の主張を捉えてしまえば、あとはその繰り返しなのだから、読解は容易であるというのが先生の主張。


ボクが高校生の時には、急激に偏差値が上がるという宣伝文句を使っていたが、本書では対象を社会人としているから、


人は日々の繰り返しの中でしか変われない


というようなタイトルがついていたりする。これを矛盾と見るかどうか。


毎日、いわば勉強だけに時間を費やせる高校生であれば確かに急激に偏差値を上げることは可能かもしれない。ただ、対象は勉強以外の時間の方が圧倒的に多い社会人である。となると、こういう記述にならざるを得ないだろう。実際、


手を動かしながら読む。それだけで文章に集中することができる。
しかも、何処に線を引くのかを絶えず頭に置くことで、自然と頭が論理的に働き出す。


と書かれている。


ボクが個人的に面白かったのは、先生がご自身の家族について書かれているところ。ほんの少しだったが、先生ご自身の教育についての悩みをかいま見ることができた。


これまで出口先生のビジネス書を読んでいなかったのならば、一読の価値があるのではないか(ちなみに例文で使われているのは、結構大阪府立公立高校で出題された文章とかぶっている所があった。大阪の中学生が読んでもいいかもしれない)。




出口式ロジカル・リーディング
14:19 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009.07.17

BILLY BAT(1)


BILLY BAT(1)(浦沢直樹著)読了。


1949年のアメリカ。人気漫画『ビリーバット』を描く日系人気漫画家ケヴィン・ヤマガタは、作品に行き詰まりを感じていた。編集者の方針で全てがソ連のスパイの仕業という筋書きに。


ある日、同じキャラクターを日本でみたという人物に出会う。ケヴィンは真実を確かめるため、日本へ。彼が日本へやってきたのは、父の遺言


「人のもん 盗っちゃ いげね」


に突き動かされたから。もし本当に自分の作品が誰かの盗作であれば(当然、本人にその意志はないのだが)、許可を取らなければいけない。そう思ったからである。


そして、その作者と目される人物に出会うのだが、彼からは、


誰もが誰かの真似を重ねて作品を描いている。
じゃあ、一番始めに描いた人間は何を真似したんだろう?


と煙に巻かれる。正式な許可を得られないまま、彼は戦後最大の闇とも言える下山事件に巻き込まれてしまう・・・


歴史を題材にとりながら、浦沢直樹得意のミステリ仕立てでぐいぐいと進めていく物語の運びはやはり面白い。連載初期に下山総裁をちらっと登場させることで、今後の伏線としている。この時点で、あっ、浦沢直樹は歴史を描くのか、しかも「あの」下山事件を・・・と思わせるところがにくい。


白洲次郎も第一巻後半でほんの少し登場しており、今後どう関わらせるのか気になる。


でもボクは、浦沢直樹にはミステリではなく、もう一度『YAWARA』や『Happy』のような王道マンガを描いてほしいんだけどなぁ。




BILLY BAT(1)
15:59 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009.07.14

体力勝負と『氷点』上巻

先週の木曜日くらいから原因不明の咳が出続け・・・おそらく風邪だったのだろう。


塾で授業をする時に、まず考えるのは、


生徒にうつしてはいけない


ということ。従ってマスクを着用することに。すると人間おかしなもので、突然体がつらくなってくる。結局、だましだまし授業を続けてきたが、あまりにもしんどかったので、昨日帰宅時に風邪薬を買い込み、ビタミン剤を大量に服用し、ドリンク剤を飲んで就寝。


結局、塾講師が一番心がけなければいけないのは教科研究よりもなによりも体調管理だということを実感する。・・・でも、しんどいものはしんどい。普通に生活していれば、風邪は当然ひく。ボクの場合は年に一度といったところか。


さすがに寝るのも体力がいるもので、必要以上に眠れない体になっている模様。寝転びながら、


氷点(上)(三浦綾子著 角川文庫)を読了。


先日紹介した、出口汪の頭がよくなるスーパー読書術で紹介されていた本。


舞台は昭和21年の北海道。医師辻口啓造の留守中に、妻の夏枝は夫が経営する病院の医師、村井の訪問を受ける。彼が夏枝に自身の恋心を告白しているその最中、娘のルリ子は通り魔的犯行によって殺されてしまう。そして犯人は、ルリ子を殺した両親の呵責から自殺をしてしまう。


辻口啓造は、すでに死んだ犯人を憎むこともできない。その憎しみは、嫉妬心とともに妻の夏枝に向かう。とはいえ、妻を詰問するほどの勇気もないため、歪んだ形で復習することを決意する。それは、ルリ子の死後、妻の夏枝からの、


女の子の養子がほしい


という申し出を利用すること。彼は、ルリ子を殺した犯人の娘を引き取ることにする。その娘が犯人の娘であることは伏せて。何年かの後、事実を夏枝に伝えることで復讐しようと考えて。


引き取られた娘は陽子と名付けられ、夏枝に溺愛されながら育つのだが・・・


まるで昼ドラマのような設定。それでありながら話に深みをもつのは、様々に指摘されているが、キリスト教の概念である「原罪」が重要なテーマとして物語の背景にあるからだろう。


さりげなく伏線がちりばめられている所も見事。最近、小説は読んでいなかったので、刺激的な作品だった。




氷点(上)
14:02 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009.07.13

出口汪の頭がよくなるスーパー読書術


出口汪の頭がよくなるスーパー読書術(出口汪著 青春出版社)読了。


受験参考書だけではなく一般向けの読書術など多数執筆している、大学受験現代文講師、出口汪先生の一冊。


高校時代の不勉強を棚に上げ、医学部を目標に三浪した挙げ句、入ったのは関西の私立大学(この大学、ボクの出身校でもある・・・学部は違うが)。ゼミの教授からは


「君だけは心配で社会に出せない。もう少し大学で勉強しなさい」


と言われ、大学院に。そして在学中に予備校講師となり、「論理」を教えることになった先生の自伝的要素を含めながら読書論が展開されていく。


内容は、


プロローグ あなたはなぜ、間違った読書をしてしまうのか
第一章 読書で知識が増える人 時間の無駄にしてしまう人
第二章 「速読=熟読」にする出口式の秘密
第三章 私はどうやって、読書で頭を鍛えてきたのか
第四章 文章を”速く””正しく”身につける3つの関係
第五章 文学書を読みこなして、頭脳と感性に磨きをかける
第六章 論文を書いてみる
第七章 読書という武器を人生に生かすために
エピローグ 出口汪の頭がよくなる文学案内


内容的にそれほど目新しいものがあるわけではない。だが、感覚に生きてきた文学青年がいかにして論理に目覚めたのか、その様が面白い。また、先生の提唱する「論理力」が一朝一夕に身に付くモノではないことがわかる。


少しずつでもいいので「論理」を使う訓練を続けること


そのために、具体的にどのような事をすればよいのかが記されている。


著者のその他の作品がどのようにして書かれたのか、その裏側も書かれており、面白い。また、エピローグでは、推薦図書が並べられており、本書を読了後、何を、どのように読めば良いのかがわかる。


今では少々古めの本となったが、それでも得る所の多い良書。




出口汪の頭がよくなるスーパー読書術
14:24 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009.07.11

月収一万倍仕事術


手取り1655円が1850万円になった営業マンが明かす月収1万倍仕事術(大坪勇二著 ダイヤモンド社)読了。


著者は新日鉄の経理職から経験ゼロでソニー生命のフルコミッション営業職に転職した方。


フルコミッション営業とは、完全歩合制の営業職。基本給は全くなく、営業成績のみで収入が決定するというもの。


ある日、著者は人生を変える出来事に遭遇する。


給料が振り込まれていない!!


慌てて会社に連絡をとると、確かに振り込まれているとのこと。


通帳記入してみると・・・


入金額1760円・・・


そんなどん底から月収1850万円になった営業マンが明かす仕事術。


前半は著者がどうやって手取り月収1760円から1850万円にしたのかを説明。後半は、著者が開発した五つのツールの説明。


五つのツールとは、


1) 16分割週間スケジュール帳
2) 1日20ポイント獲得シート
3) 1日10分・目標書くだけシート
4) 人生右肩上がりマップ
5) キラートーク大辞典


1) は 一週間のうち、自分が最も大切だと思う時間を二時間ごとに分けて、そこで何をするか、具体的に書き出していくというもの。

2) は一日の行動をポイント化し、20ポイント貯めるまで行動し続けるというもの。
例えば、ボクの場合、


授業→2ポイント
ブログ更新→3ポイント
読書20分→1ポイント


というように設定する。そして20ポイント貯められるようにするというもの。


あれこれ悩むよりも、具体的な行動を


という著者の考え方が素晴らしい。


3) は明日の具体的な行動を前日の夜に書いておくというもの。


4) は、マインドマップをシステム手帳でも書けるようにしたもの。


5) は読書したものから、気に入ったフレーズを抜粋するというもの。ここでいう「キラートーク」というのは、他者に対してではなくて、あくまでも<自分に対して>。


ボクの場合、


「できるか、できないか」を真剣に悩まない
身も蓋もない具体的な行動のほうがはるかに意味があります
成果ではなく行動そのものにフォーカスすること


といった所。


自分が今使っている手帳でも応用出来るように、具体的な使い方例が示されているのが良い。また、本書に著者のウェブサイトのURLが記載されているので、そこにアクセスすれば、それぞれのフォーマットをダウンロードできる(ただし、pdf形式。自分用にカスタマイズしたい場合は一から作る必要がある。ボクも実際にそうしている)。


具体的な行動にフォーカスを与えているというのが説得力を持つ良書。




手取り1655円が1850万円になった営業マンが明かす月収1万倍仕事術
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2009.05.26

もっと効率的に勉強する技術!



学習法に関しての本をよく読んでいます。


学習法に関してはやはり、


具体的であるかどうか


というのが決めてです。図解入りであったり、体験談が織り交ぜてあったりといったことがきちんと書かれているかということです。


もっと効率的に勉強する技術!(高島徹治著 すばる舎)


もなかなかの良書です。


タイトル通り、


いかに効率的に学習をするのかといった事が中心に書かれています。目次は


1章 三倍速でゴールに近づく「目標設定法」
2章 「頭を整理」するだけで効率は劇的にアップする!
3章 使える時間が10倍増える「時間活用術」
4章 基礎を最短でマスターする「教材&問題集の選び方・捨て方」
5章 「3回転学習法」でスピード合格間違いナシ!
6章 初心者のための一番簡単な「速読入門」
7章 知識を一気に整理する「マーキング&カード術」
8章 ラクラク覚えられる「高速記憶術」
9章 試験に一発合格する人の考え方と行動習慣


となっています。


1章はぜひとも読んでもらいたい部分です。なんとなく


勉強しよう
資格にチャレンジしよう


と思うのではなく、


どのような動機があるのか


を具体的にあぶり出すための具体的な方法が書かれています。


その他、


3章で、一日の時間割を書き出し、色分けをして再認識するという手法や、そこから大時間、中時間、小時間とわけて、そのそれぞれでどういった学習をすれば良いのかを具体的に伝えてくれています。


時間に関してもそうですが、


三つに分ける


というのがこの本のミソだとボクは思います。


7章では、カード式による学習法、暗記法を紹介しているのですが、そこでも大、中、小の三つに分けて、それぞれがどういった学習に適しているのかを教えてくれています。


また、


4章で、


「軽薄短小は理想の参考書」


となかなか刺激的な言葉を投げかけていたり、盛りだくさんな内容です。学習を始めようとする際にぜひとも読んでもらいたい良書です。




もっと効率的に勉強する技術!




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2009.05.25

大学生のためのレポート・論文作成術


二ヶ月ぶりの更新です。


塾も移り、そろそろなれてきたところなので、再開することにします。


まぁ、塾の話はさておき(個別指導から集団にうつったので、生徒との関係性が希薄になってしまいました。あまり書くことがない感じです)、


この4月から晴れて(?)大学生になりました。教員免許を取得するための通信教育です。他の大学を卒業した人間に対しては、三回生から編入という形らしいです。


レポート課題など様々あるために、最近はいろいろな勉強法の本を買いあさり、読みあさっています(当然、大学の授業と並行しながら)。


もっとも実益があったのが、


大学生のためのレポート・論文術

小笠原慶康著 講談社現代新書


という本。ドラゴン桜の桜木が帯を飾っているものです。


本当の基礎からレポートおよび論文の書き方を指南してくれていて、大変助かります。目次を簡単に紹介すると、


1 書き方の約束
2 レポート作成の手順
3 卒業論文の執筆手順
4 文献・資料の集め方と整理の方法
5 よくない論文を書かないために


それぞれにさらに細かく項目がもうけられているのですが、特に役に立ったのは


1 書き方の約束
2 レポート作成の手順
4 文献・資料の集め方と整理の方法


の三つ。


1 書き方の約束


では、具体的なフォーマットを記してくれています。ボクのようにかなりの期間、大学から離れていた人間にとってはありがたいです。「当たり前の事」が書かれている書物って、あんまりないんですよね。


2 レポート作成の手順


では、作成過程の大まかな流れから、読んでもらうためのレポートを作成するためにはどのようなことが必要か、また提出時にはどのような点に注意すれば良いのかが詳細に書かれています(教授の使っているワープロソフトを調べておけという項目は、著者の実体験から来ていることがうかがえます)。


4 文献・資料の集め方と整理の方法


そして、資料を種類に分けて、その集め方を指南しています。役に立ったのはやはり、整理の仕方の部分です。絶版本や百科事典からコピーした資料に関しては散逸を防ぐために、是非とも製本するべきだと書かれています。そしてその方法も図で説明してくれています。


具体的な、あまりにも具体的なありがたい本でした。




大学生のためのレポート・論文術





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2009.03.13

名監督の条件


あぁ、監督 ー名将、奇将、珍将』(野村克也著 角川Oneテーマ21)を読了しました。


野球人の中でもボクはやはり野村監督が好きで、著書は何冊も持っています。まず、目を引いたのが、帯にある、


「組織は監督の器より大きくならず」


という言葉。野球という語り口から、ビジネス書として売ろうという出版社側の意図が透けて見えます。


監督として選手を動かすファクターを


1) 恐怖で動かす
2) 強制して動かす
3) 理解して動かす
4) 情感で動かす
5) 報酬で動かす
6) 自主的に動かす


の六つにわけ、古今東西の監督を分析している点が大変興味深かったです。ほぼ全ての監督がそれらの組み合わせで考えられるとしています。分析好きの野村監督ならではです。とはいえ、この本に限らないことですがこれまでの著作群と内容的に重複している部分も結構あります。 


やはり、野村監督が今最も評価しているのは落合監督のようです。


野球人は野球博士たれ


という考え方があるようですが、それが最も実践出来ているのが落合監督だとのこと。野村監督が、何時間も時間を忘れる程、野球の話ができるのは、古くは元西部ライオンズ監督の森氏、現在では落合氏だそうです。


では、落合監督は名監督なのか? 


その問に対しては、


名監督になりえる資質を持っている


と留めています。その理由として、先ほど挙げた6つのファクターとは別の視点で描いています。それは書店で手に取って読んでみてください。なるほど・・・とうなずける所があります。


ボクが野村監督の言葉で最も好きな言葉は、


勝ちに不思議の勝ちあり、
負けに不思議の負けなし


という言葉です。授業でも生徒に口をすっぱくして説いています。特に国語、それも中学国語と大学受験国語との間で顕著です(英語も同様に言えると思います)。とにもかくにも、負けた(=間違えた)原因を徹底分析すること。なにが足りなかったのか、もしくは余計な何かを足していたのか、それを考えることが大切です。


毎回、野村監督の著書からは気づかされることが多いです。




あぁ、監督

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2008.12.25

チェーンポイズン



チェーン・ポイズン』(本多孝好著 講談社)を読了しました。


新刊JPのポッドキャスティングで、「衝撃のラスト」と紹介されていたミステリです(貫井徳郎をよく読む方ならある程度予想はつくかもしれません)。


誰からも期待されず、黙々と仕事をこなし、淡々と日々を過ごす主人公、高野章子は自殺を考えるようになります。そこへある人物がやってきて、自殺をするなら一年間我慢してみませんか、そうしたら最高のプレゼントをしましょうと告げます。首をつっても、高所から飛び降りても痛み、苦しみは伴ってしまうが、眠るように死ねる薬がある、それをプレゼントしましょうというわけです。


その高野章子の描写と並行して、一人の週刊誌記者が描かれます。彼は、心に残るインタビュー相手が二人自殺をしてしまい、その謎を私的に追っています。そしてある日、二人と同様の死に方をした高野章子という人物をしります。どうして彼女ら3人は自殺したのか、その謎を突き止めようと取材を開始するというものです。


一つの事件をその前後から視点を変えて描くもので、その二つの物語がどのように交差していくのかが興味深いところです。


高野章子、雑誌記者それぞれの一人称で物語が進んでいくのですが、彼らの心理描写が興味深いです。宮部みゆきのように、物語の展開でぐいぐいと読者を引っぱっていくのではなく、それほど事件性もなく、淡々と描かれるのにも関わらずのめり込んでしまいます。




チェーン・ポイズン

17:31 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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