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2008.12.20

小説版ジョジョ



土曜日は小六と中三の家庭教師です。もうそれぞれ一年近くの付き合いになるので、もう少しで受験になり、別れるのかと思うとなんだか複雑な気分です。


行き帰りで、The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day 著者:乙一 (集英社)を読みました。


『ジョジョの奇妙な冒険』のノベライズ版で、第四部終了後が舞台となっています。どうもハードカバーの本は食指が動かず、なかなか手にすることがなかったのですが、友人が貸してくれたので読んでみることにしました。


まず全編通して感じられるのが


作者はジョジョファンなんだなぁ


というところ。リスペクトしているといいましょうか(ちなみに、この「リスペクトする」という言葉、プロレスラーの蝶野正洋が言い始めたと思うんですが、どうなんでしょう。「心が折れる」というのは、アントニオ猪木が、中西学対藤田和之の試合の関連で発した「折れない心」から来ているはずです)。


ジョジョのノベライズの仕事が来て、一気呵成に読んで書いた


というのではなく、筋金入りのファンなのではないかと。愛着があるという感じです(もしそうでなければ、かなりの手腕だと思います)。


さて、本編ですが、面白いのは、ジョジョの敵方からの視点で描かれているということ。ジョジョたちのスタンドの能力が新鮮に感じます。ファンならば一読しておきたい小説です。


面白いんですが、疑問が・・・


●●の●●●●は実体化しないのか?
なぜ●●は●●を●したのか?


ページをくって戻ったのですが、明確に描写はされていませんでした。この辺りは読者の想像力にゆだねられているのでしょうか。




23:28 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008.11.23

泣き虫しょったんの奇跡 2

少々用事があって、実家の奈良に帰省しました。


電車の中で、


泣き虫しょったんの奇跡


を読みました。60年ぶりにアマチュアからプロ棋士になった瀬川晶司氏の自伝で、平成20年度大阪府公立高校後期入試で出題もされたものです。これがまぁ。


泣ける、泣ける


電車の中で一目もはばからず泣いてしまいました。浦沢直樹の『HAPPY』以来です。まぁ、安い涙ですね。ボクの場合は。


物語は、プロ棋士認定試験第一戦目で破れてしまったところから始まります。60年ぶりのアマからのプロ棋士誕生ということでマスコミに注目され、周囲の期待などのプレッシャーに押しつぶされそうになった時に、一通の手紙が来ます。それは小学時代の恩師からのものでした。


物語はこの後、回想シーンとなり、


恩師との出会い
将棋との出会い
ライバルとの切磋琢磨
中学での全国大会優勝
奨励会入会
奨励会退会という大きな挫折
遅まきながらの大学入学と就職
将棋への回帰
アマチュアとしてプロを破り、プロ棋士への道を歩む


という流れで進行していきます。奨励会退会のくだりは壮絶ですし、その後、生きる目的も何もかも見失ってしまった著者の姿は何とも言えないものがあります。でもそこから見失っていたものを再発見し、這い上がっていく姿には泣かされてしまいます。


その辺り、ハリウッド的と言えばそうでしょう。


主人公が


1) 対立者に遭遇し、
2) こてんぱんに叩きのめされ、
3) 絶望から這い上がって、勝利を収める


というものです。この場合の対立者は「将棋」と考えるのが妥当でしょう。まぁ、一読をオススメする本です。




泣き虫しょったんの奇跡



23:46 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008.10.19

ウォーズマンの末路予想 その2


本日は2週間ぶりの休み。


すっかり休んでしまいました。


まず『パッチギ Love&Peace』を観ました。『パッチギ』が井筒監督らしく、小林信彦いわく「笑い泣き」(「笑わして、泣かせる」のではなく、また「泣かして、笑わせる」のでもなく、「笑い」と「泣き」の同居というものです)の傑作だったので、それを期待してみたのですが…


監督<らしさ>はオープニングとエンディングのみという感じでした。井筒監督作品で、『パッチギ』の続編という先入観がないほうがいろいろと楽しめたのかもしれません。


そして、まんが喫茶に行き、読むのを忘れていた週刊誌をまとめ読み。


プレイボーイの『キン肉マン2世』はいつのまにかセイウチンが正義超人に戻ってました・・・予想は大はずれという訳です。


こりずに今後の展開を予想してみると・・・


ヘルイクスパンションズは完璧超人ネプチューンマンと正義超人セイウチンの混成チームで


ヘルズベアーズは正義超人ウォーズマンと未来の残虐超人マンモスマンの混成チーム。


特にヘルズベアーズは既にチーム崩壊の不安要素を抱えているわけですから、


1) 本能のおもむくままにファイトをしたいマンモスマンがウォーズマンに攻撃を仕掛ける
2) チーム分裂を勝機と見たネプチューンマンはウォーズマンにクロスボンバーを仕掛けようとする
3) 正義超人セイウチンはそれを拒否
4) セイウチンの正義超人ファイトに業を煮やしたネプチューンマンが彼を見放す
5) ネプチューンマンはマンモスマンとタッグを結成し、セイウチン、ウォーズマンの順にクロスボンバーの餌食に
6) あわれ、かませ犬超人の名をほしいままにしてきた(だからこそボクは好きなんですが)ウォーズマンとセイウチンは脱落
7) そして、勝ち進んだネプチューンマンとマンモスマンは失格処分にはならずに(マシンガンズの前例があるが故に)、マッスルブラザーズヌーヴォと対戦。
8) 結果、ヌーヴォ二人の才能をさらに開花させる踏み台となる


といった所でしょうか。まぁ、けどこの予想も外れるでしょう。


あ、『はじめの一歩』は宮田対ランディー戦ですが、宮田の負けフラグが立ってますね・・・


しかし、日曜日に何をしとるんだ…
19:28 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008.10.13

ルスカの哀しさ



本日も3コマ。最後のコマが高校2年生と1年生の英語、高校3年生の現代文で、普段中学生が主なので、全員が高校生となると、気合いが入ります(中学生だと手を抜くというわけではないですよ。念のため)。


小学生や中学生だと、どちらかといえば体力勝負な面があるのに対して、


高校生は知力勝負


といった所でしょうか。中学生よりもさらに本質的なところに踏み込めるというのが面白いですね。やはり、受け手にもある程度の知識が必要ですから。


小・中学生はできるだけ簡潔に


高校生はできるだけ詳しく


を心がけています。学習当初にあまりにも小難しい話をすると消化できなくなるので。


風邪が治りかけのままずっと気だるい状態が続いているにもかかわらず、最後のコマは充実してたなぁ・・・とはいえ、その反動で随分と疲れてしまったので、本日はさっさと帰りました。


ところで、先日アマゾンで購入した、『1976年のアントニオ猪木』ですが…


面白い!!


1976年に行われた四つの試合について取材に取材を重ねた本で、まだ、ウイリアムルスカ編しか読んでいないのですが、


なぜ金メダリストのルスカがプロレスをすることになったのか


その背景について詳細に書かれています、そしてその後のルスカについても。あまりにも哀しい彼の人生についつい引き込まれていきました。プロレス好きならばぜひとも読んでおきたい本です。




1976年のアントニオ猪木

22:41 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008.09.05

坂の上の雲 第二巻


坂の上の雲 第二巻を読了しました。


この巻では、日清戦争から日露戦争当時のロシアの状況について描かれています。さらに正岡子規がその体調が悪化するのと反比例するかのように歌壇での重要さが増していく様を描いています。


特に日清戦争においての日本と清の海軍の比較が興味深かったです。


両軍を比較すると、


まず、艦隊の概要として、


日本→軽艦隊であり、速度が主
清→重艦隊であり、当時の世界最高峰ともいえる戦艦を二隻所有


そして、艦隊の運用においては、


日本→司令部の指示のもと統率がとれ、「艦隊」としての運用ができていた
清→各艦個別の対応しかできず、「艦隊」としてのまとまった運用はできなかった


さらに、各兵士の士気について


日本→軍隊用語が自国語に翻訳され、艦隊内で意思疎通が十分になされていた。また、士気も盛んであった
清→軍隊用語が自国語に翻訳されず、艦隊内での意思疎通は十分にはなされていなかった。また、異民族である清のために戦うということで士気は低下していた


とされています。


興味深いのは、「軍隊用語が自国語に翻訳されているかいないか」が大きかったという所です。


江戸から明治にかけて国を近代化していく過程で、様々な言葉が(急造とはいえ)翻訳されてきました。これはその成功例と言えるでしょう。ただ、最近、『高校生の為の論理力トレーニング』という本を読んでいて、そこでは同じような事が別の観点から言及されています。その詳細についてはまた後日書いてみたいと思います。


『翔ぶが如く』も、この『坂の上の雲』も、単なる時代小説、政治小説として読んでも十分な面白さはありますが、むしろ


江戸から明治にかけて、日本がいかに近代化してきたのか


を知り、かつ考えさせられる契機となる本です。




坂の上の雲(2)新装版





高校生のための論理思考トレーニング

00:10 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008.08.26

名補佐役 その2


豊臣秀長(下)(堺屋太一著)を読了しました。


下巻は金ヶ崎の撤退から天下統一までを扱っています。この缶でも補佐役としての秀長の役割が見事に描かれています。


それまでの尾張の一大名にすぎなかった織田信長、そしてその一家臣にすぎなかった木下家とはどんどん事情が変わっていきます。


それまでは、特に木下家の場合、武士としての最下層から成り上がってきた秀吉が当主な訳で、その家臣になりたいものは少なく、人材としてさほど優れた訳でもない人間を高禄をもって迎えないといけないという事情があったとの事です。


ところがそうした家臣団は規模がどんどん大きくなってくると馬脚を現すわけで。例えば、地方の町工場の規模でバリバリと働いていた人が、例えばシャープの亀山工場の主任にされても、何をしたらいいのかわからないようなものです(当然、どの規模になっても与えられた地位にふさわしい職能を働かせる家臣もいますが)。


そうした人々の元に、例えば東大卒のエリートがやってくる。当然、古参の家臣との軋轢が出てくる訳で。古参家臣からすれば、「この家が大きくなったのは自分たちが働いたおかげ。後からやってきた物が何を言う」という考え方になりますし、新参の家臣からみれば「能力もないくせにえばっている」と。そうした軋轢の調整役を行ったのが羽柴秀長だとしています。


また、羽柴家の経済についても言及しているところが面白いです。


三木城や鳥取城の兵糧攻めの際に、通常の何倍もの値段で兵糧を買い占めたというのは有名な事ですが、そのための金銭をどのようにして手に入れたのかが書かれています。


人物と、それに伴う政治的な事件を追っていく今までの歴史小説とは随分毛色の違うものとして、中学生当時のボクは衝撃を受けたのを思い出しました。



豊臣秀長(下)



13:38 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008.08.21

坂の上の雲 1巻

最近、歴史小説ばかり読んでいます。司馬遼太郎がほとんどですが。


坂の上の雲(1)新装版を読了しました。


日露戦争を秋山好古、真之兄弟を通して描くというものです。ウィキペディアによれば、


「この時点での重要なモチーフの一つは、羸弱な基盤しか持たない近代国家としての日本を支えるために、青年たちが自己と国家を同一視し、自ら国家の一分野を担う気概を持って各々の学問や専門的事象に取り組む明治期特有の人間像であり、好古における騎兵、真之における海軍戦術の研究、子規における短詩型文学と近代日本語による散文の改革運動などが、それぞれこうした状況の代表的事例として丁寧に描かれている」


とのことです。


特に一巻では、秋山兄弟と正岡子規がいかにして故郷伊予松山から東京へ出る事になったのかという事に焦点が当てられています。


当時の状況としては、まだ幕藩体制が人々の意識の中にあり、特に伊予松山藩というのは明治維新においては賊軍側とされていたとの事。一時は土佐藩の占領下にもあり、維新後、そうした「敗者の側にたたされた」という劣等感が彼らに「学問をして立身出世を」と思わせるきっかけとなっています。


秋山好古は、当時最弱といわれた日本騎兵をどのように組織していくのか、真之はいかにして海軍への道を歩む事になったのか、そして正岡子規はどうして俳諧への道を歩む事になったのか、それぞれの契機が書かれています。その偶然性に驚かされます。


きっかけ


が第一巻のキモと言えるでしょう。




坂の上の雲(1)新装版



20:12 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008.06.18

エースの品格





敬愛する野球人、野村克也監督の『エースの品格』を読みました。


氏の著書は、『巨人軍論』『野村ノート』など結構読んで、重複する部分もかなりあることを知っていたのですが、手に取ってしまいました。

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2008.06.17

花神読了




花神(下巻)改版』を読了しました。


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16:12 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008.06.12

寝てました・・・




花神(中巻)改版



体調が悪く、本日はずっと寝ていました・・・頭がぼぉっとして、でもずきずきと締めつけられるように痛く・・・なんなんでしょう?

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2008.06.08

火吹き達磨 火吹き達磨


花神(上巻)改版』(司馬遼太郎著 新潮文庫)を読了しました。

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21:46 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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