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2008.09.08

現代文のトレーニング 入門編 その2

昨日の続きです。


入門編 現代文のトレーニングは二分冊となっています。


一冊目が問題文とその解説文で、二冊目が問題文に著者がマークを施したものです。この分け方がこの本の独自性と言えるでしょう。


現代文を学習する生徒は


どうやって勉強をすればいいのかわからない


ことが多いと思います。先生に質問したら返ってくる答えが(そして、ボク自身もそのように指導していますが)


本文の重要な箇所をマークしなさい


という事です。ところが、いざその指導通りにやってみると、


どこが重要なのかがわからない


のです。


わからないから問題文に線を引く事ができない(問題文は真っ白)


もしくは


全てが重要なように思えるので、片っ端から線を引いてしまう(真っ赤な線だらけ)


という惨憺たる状態になってしまいます。


本書では、


著者がどこに目をつけ、マークをしたのかが視覚的にわかるようになっていて、
<なぜ>そこに線を引くのかを解説


しています。これがきわめて明解です。一文一文を決しておろそかにせず、また、そのつながりを明確に解説していくというあまりにもオーソドックスなものです。奇をてらった、○○式や△▼リーディングといったものとは訳が違います。正攻法にも程があるというくらいの正攻法の問題集です。本当の力をつけたいという方にはオススメの問題集です。


ちなみに、堀木先生は『現代文のトレーニング 私大編』という著書も書いていらっしゃいますが、こちらは実践的な内容になっていて、本文解説はほとんどありません。


また、大学受験ラジオ講座での講義を元にした、堀木版実況中継とも言える、『堀木の読めてくる現代文 1 (1)』という参考書がありましたが(こちらも本書と同じような構成だったと思います)、ただいま絶版となっています。ボクも持っていたのですが、大学合格時に堀木先生の著書を紹介して頂いた塾に寄贈してしまいました。今となっては悔やまれます。


ただし、復刊ドットコムでは復刊運動をしていらっしゃる方がいるようです。興味を持たれた方は投票をして頂ければ幸いです。


入門編 現代文のトレーニング



00:18 | 参考書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008.09.07

現代文のトレーニング 入門編

最近、現代文の参考書を読む機会を増やしているのですが、


現在は、『入試現代文へのアクセス』と並行して、『現代文のトレーニング 入門編』(堀木博禮著)も読んでいます。


この参考書、「あの」堀木先生の書かれたものです。


…といっても今の受験生はほとんどなじみのない先生でしょう。


ボクの受験生当時、もっとさかのぼっても、


現代文の予備校講師といえば…


出てくるのが堀木先生の名前でした。


長年、代々木ゼミナールで教鞭をとられ、東大の現代文といえば堀木先生で、当時東大に圧倒的な合格率を誇っていた駿台予備学校の生徒も現代文に関しては代々木ゼミナールへ通っていたといいます。


Z会の作問もしておられ、通信講座で漢字の問題を出されたのも師が初めてなのだとか。


「通信講座で漢字の問題を出しても仕方がない」


という批判に対して、


「問題として出す事によって、学生が漢字を覚えるきっかけとなればいい。自分たちにできるのはあくまできっかけづくりであって、それ以上でもそれ以下でもない」


という趣旨の反論をされたのだとか。(ただし、これはボクの記憶から引っ張ってきたものであって、一字一句この通りという訳ではありません。ボク自身、教える側に立ってみて、本来おっしゃった言葉を曲解して伝えているおそれがないわけではありませんので、その点、ご承知ください…なら、のせんでもええやんか…)


東京で活躍されていた先生でしたので、ボクは全く面識がありません。ボクには一冊の問題集


『現代文のトレーニング 基礎編』


との出会いが先生との出会いでした。中学時代に習っていた塾の先生に、


「高校で現代文をやるならどの参考書がいいですか」


と質問をしたときに、薦められたものです。まぁ、骨太な問題集だったのを覚えています。本書も随分と骨太な問題集です。


当時は旺文社の大学受験ラジオ講座はまだ放送されていて(確か、ボクが高3のときに廃止されたのかな)、その現代文講師のお一人でもいらっしゃいました。この講座は、有名予備校の講師がそれぞれ一講座30分の講義を一ヶ月に2〜4コマ担当するというものです。現代文は堀木先生、出口先生(この方は現在、論理エンジンなどで有名です)、英語が宮崎尊先生、伊藤和夫先生、斎藤先生(関東駿台の先生)など、数学が寺田文行先生、長岡亮介先生、秋山仁先生など、日本史が菅野裕孝先生、化学が三國均先生といった豪華な面々でした。


現代文に関して言えば、堀木先生、出口先生はそれぞれ欠かさず聞いていました。


本音を言えば、当時のボクは出口先生の方が取っ付きやすかったように記憶しています。当時の出口先生は若く、やる気に満ちあふれていましたので(今現在がそうではないというわけではありません)。問題を解いていくという、いわば現世利益とでもいいましょうか、そういう点では即効性があるように感じたのでしょう。


堀木先生の講義は出口先生の講義よりも難しいイメージがあり、この先生の講義についていく事が一つのステータスの様に思っていました。各講義で「ああ、そういうことなのか」という発見と驚きがあったのを覚えています。具体的な方法論については、もう20年近く前の話ですし、手元に当時の資料がない為に、比較することができないのが残念です。


ただ、当時のボクが抱いていたイメージとしては


出口先生が30分という限られた時間の中でいかにわかりやすく伝えるか


に苦心していらっしゃったのに対し、


堀木先生は30分という時間をいかに密度の濃いものにするか


に心を砕いていらっしゃったように思います。言い換えるなら、


出口先生は一度聞くだけで、そのほとんどを理解できる
堀木先生はテープに録音して何度も何度も聞いてようやく理解できる


といったことでしょうか。あくまでもボクが抱いていたイメージです。書いていると意外と長くなってしまいました。続きはまた改めて。


05:14 | 参考書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008.09.01

入試現代文へのアクセス その2

と、いうわけで、数日前より『入試現代文へのアクセス』という参考書を読んでいます。


自分のやり方としては、


1) 問題を解く。
2) 根拠のあやふやなものは徹底的に考える
3) 解説を読み、自分の根拠との差異を比べる


といった所です。


1)では、


■本文の重要箇所はマークする(これは自分のやり方で)
■解答、およびその根拠を参考書に直接書き込む


といった事をしています。特に現代文の場合、問題の分量がかなり多いです。復習のためにそれをいちいちコピーする時間はもったいないです。直接書き込む方がいいと最近ボクは考えるようになってきました。書き込みが何もないものが必要ならもう一冊買えばそれですみますし、復習は他の問題集ですればいいのです。同じような形式の問題が出る事はあっても、全く同じ問題が出るという訳ではないですし。


英語ならばそうではないのでしょうが。


書き込みをした本文を何度も音読し、マスターした後で白文を読んで、自分の実力を試す作業


が必要になってきますから。


ちなみに、英語は、参考書であれ予備校のテキストであれ、本文を二度印刷すればいいのになと思っています。書き込み用と、復習用の二つです。書き込み用には解説で身につけた物、授業で習った事を書き込んでいきます。そして、復習用は理解度確認のためにおいておくという形がとれればいいのになと。


ページ数が問題文に限って二倍になるので費用はかかりますが、特に予備校のテキストの場合、生徒が自前でノートを用意しなくてすみます。生徒はテキストにすべてを書き込み、予習、復習に利用する事になります。そのテキストを学校の自習室で開いたり、電車の行き帰りにチェックしたり、図書館で予習をしたりするわけです。テキストには予備校の名前が書いてあるわけで、それがある種の宣伝効果になるとボクは思うのですが。


まぁ、それはさておき。


2) 3)については書いた通りですね。


さて、この『入試現代文へのアクセス』、本文に出てきた語句、テーマの解説、段落ごとのまとめとそのつながり、そして解答の根拠が詳細に書かれています。大学入試現代文の入門テキストとして非常に優れています。○○リーディングだの、□◇式だの、宣伝文句のための用語が使われておらず、正統派の解き方をしている所も好感が持てます。


逆に解説が詳細すぎて、


本文より解説の方が難しい


という事になりかねないのが玉にきずです。


使い勝手という面でいえば、『入試現代文へのアクセス』は


本文と本文解説冊子
解答解説冊子


に別れています。しかし、ただ単純に


本文冊子
本文解説および解答解説冊子


にすればよかったのでは? と思います。というのも、『入試現代文へのアクセス』を手にする生徒というのは本文をどのように読めばいいのかわからないわけで。そういう生徒は本文と本文解説を照らし合わせる作業が必要になってきます。


ところがこの構成ではその作業がすこぶるやりにくいのです。


そういう意味ではこの参考書、問題文のコピーをした方が使い勝手はいいのかもしれません。






入試現代文へのアクセス


00:23 | 参考書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008.06.09

現在読書中の参考書





現在、『元井太郎の古文読解が面白いほどできる本』を読んでいます。

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